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『傳』のサラダセットで生産者を応援!ポケットコンシェルジュ社員が作るアレンジレシピ

『傳』のサラダセットで生産者を応援!ポケットコンシェルジュ社員が作るアレンジレシピ

2020年4月、国の自粛要請に伴い、ポケットコンシェルジュ社員もテレワークがスタート。普段お世話になっているレストランも臨時休業や営業時間短縮。人々の消費行動が落ち込むため、レストラン経営、そして食材を提供する生産者まで影響がでている―。

「自粛しながらでも我々でできることは何かないだろうか…」。そんな思いにふけるなか、『傳』(東京・神宮前)の長谷川在佑シェフのFacebookでの投稿をきっかけに、ひとつのプロジェクトが生まれた。

傳×ルコラステーション in Pocket Concierge

下記、長谷川シェフのFacebookの投稿より、一部抜粋。

お家で傳のサラダ『畑の様子』を食べられるようになりました
でも、僕が作ったのを販売するんじゃなくて家で作ってもらえるように
こんなときだから家族で、カップルで、おひとりさまで料理をする楽しみと本当に美味しいもの、そして少しでも体に良いものを食べて欲しくて〜
僕のオープンからお世話になっているルコラステーションから傳で使っているお野菜をお届けします!

~中略~

傳  長谷川在佑&プチJr.

この取り組みは、「畑の様子」の野菜セットを、LINE公式アカウント「DEN×ルコラステーション」(ID @den831)から注文して、各家庭でつくったオリジナルの「畑の様子」を「#我が家の畑の様子」とハッシュタグをつけてフェイスブックやインスタグラムに投稿。その中で1番上手なサラダを作った方に対して『傳』のペアお食事券をプレゼントするという企画だ。

詳しくは、別な記事にまとめている。

“サラダ” でコロナ時代を乗り越える。生産者・レストラン・消費者の未来の構築を ~『傳』 長谷川在佑 氏~

そこで、弊社もこの素敵な取り組みを社内用にアレンジして、微力ながらも生産者を応援させていただくことに!

生産者の応援をきっかけに、社内エンゲージメントの向上を

【プロジェクト概要】
自粛要請が影響を及ぼすなか、レストラン、生産者、そして社員にも大きな打撃を与えている。テレワークで社員同士のつながりが若干希薄になりつつあるため、社内エンゲージメントを高め、レストラン及び生産者の支援を楽しく一体感をもって実施する。

【プロジェクト詳細】
「ルコラステーション」からサラダセットを取り寄せ、各メンバーが自宅で調理。完成した料理をWeb会議のサービスを使って一緒に食べつつ、料理コンテストを行う。弊社代表・戸門の審査を通過した選ばれしメンバーは『傳』で食事ができる副賞あり!

【評価のポイント】
「長谷川シェフが考えていらっしゃる生産者の継続支援という視点や、コミュニケーションツールとしての生かし方などを踏まえて選んでいきます!」(戸門)

今回の取り組みに関して、長谷川シェフと、ルコラステーションの取締役である畝田謙太郎(うねた けんたろう)さんからも、メッセージをいただいた。

ストーリー性のあるものからコース仕立ての料理まで、バラエティに富んだ作品が集結!

コンテスト開催日は、2020年5月11日。サラダセットは、5月8日~5月10日(母の日)の間に自宅に届き、それぞれに届いた野菜を見て、イメージを膨らませて料理作りに励んだ。

コンテストのために取り寄せた、DEN「畑の様子」サラダセット 2,800円(クール送料・消費税込み)。「畑の様子」というネーミング通り、各々で野菜の内容が異なるのも楽しみの一つだ。

今回は24名がコンテストにエントリー。その中から入賞した7作品を紹介!

【20代女性 営業 K.Y.】



テーマ:立夏の野菜満喫プレート〜畑の様子を見にきた熊2匹〜
「ストーリー性と農家さんの想いをのせた一皿です。野菜セットの説明書きに、どのように調理したらおいしいかアドバイスが書いてあったので、それに沿って少しだけ手を加えて、誰でも作れて野菜本来のおいしさを楽しめる作品にしました。5月くらいから『畑の様子』を見に来る熊で季節性を表現しています」

【30代女性 コンシェルジュ M.K.】



テーマ:農家の玉手箱
【先付】傳直伝レシピ 畑の様子〜
【碗もの】わさび菜とお麩の清汁
【煮物】和風ポトフ
【鉢肴】丸ごと焼きアスパラガスのパルメザンかけ
【揚げ物】イタリアンパセリのフリッター
【箸休め】トマトのコンポート
【お食事】人参の洋風おじや
【水菓子】ベコニアのレモンハニー寒天ゼリー ジンジャーシロップ添え


「野菜が家に届いたときに、3歳の息子がとても喜んで箱を開けて、そのまま野菜を食べ始めたので、普段は野菜を食べない息子にとっても良い機会だなと思いました。今回は、傳さんのように創意工夫のある和食を意識しながら、子供と一緒に楽しめてかつ時短できるものをいろいろな調理法でコース仕立てにしました」

【20代男性 営業 M.O.】


テーマ:普段料理をしない女子が、さもいつも作ってますよアピールで彼氏に振る舞った映えパスタ~タラコスパゲティ~
「みなさんがクオリティーの高い作品を出してくると思ったので、私はカジュアルな感じで、彼女と一緒に作れるパスタにしました。他にカルボナーラとカレーも作っています。普段料理をしない私でも、生のものと茹でたものを組み合わせて簡単にできたので、今後も自分で野菜を取り寄せて、別な料理も作ってみようと思いました」

【30代男性 営業 N.S.】


テーマ:ルコラサンド 680円
「長谷川シェフの作り方の動画で、『パンに挟んでもおいしい』と話されていたのを見て、サンドイッチを作ってみました。サラダセットの内容が、葉物から根菜類まで色とりどりの野菜が入っていたので、普通に作るだけでも見栄え良くできます。なんとなく価格設定してみた680円は、このボリュームだと原価割れです(笑)」

【40代女性 コンシェルジュ C.S.】



テーマ:おいしい野菜を作っていただいた生産者の方への感謝と母の日のプレゼント
「サラダセットの箱を開けたときに、すごく新鮮なお野菜だったので、生産者の方に感謝しています。母の日に、主人とともにいろいろと考えながら楽しく料理ができてうれしかったです。どうもありがとうございました」

【40代男性 バックオフィス T.K.】


テーマ:家族でレストラン・生産者さんに感謝♬
「料理を作るのは、子供に全部任せました。サラダセットに入っている野菜の説明書きは、子供にも分かりやすく書いてあるのが良いですね。普段、私がどんな仕事をしているか家族は分からないと思いますが、今回のコンテストは『すばらしい企画だね』と言ってもらえたことで、私の家庭内地位が少しだけ上がったと思います(笑)」

【30代女性 営業 S.F.】


〈野菜のテリーヌ〉
テーマ:ルコラステーション×地産地消

「ルコラステーションのルッコラ、イエロービーツ、アスパラガスと私の地元である宮崎県産のキュウリ、赤ピーマン、ミニヤングコーンに、サーモンのソテーも合わせてテリーヌにしました」

〈サラダ〉
テーマ:母の日

「あやめ雪カブのスライスを花びらに見立て、お花に囲まれる母と私を表現しました。周りにはイエロービーツと宮崎県産の甘夏を散りばめています」

〈メヒカーナとグリル野菜〉
テーマ:ルコラステーション×掲載店のお取り寄せコラボ

「掲載店のレストランアレナ(福岡)から取り寄せたメヒカーナを使ったメキシカンライスに、ルコラステーションの野菜のグリルをのせた、お取り寄せのコラボ作品です」

コンテスト終了後は、それぞれで作った料理を食べながらオンラインランチ。参加者の中には家族間の会話のきっかけになったという声もあり、一つのコミュニケーションツールにもなっていた。また、それぞれの作品から生産者や料理に対する愛情が写真を通して伝わるため、料理とはその人自身を移す鏡であるように感じた。各メンバーの普段は知ることのない新たな一面も垣間見れ、生産者の応援と社内エンゲージメントの向上という企画としては成功したと思う。

最後に、このプロジェクトのきっかけをくださった『傳』の長谷川シェフ、そしてルコラステーションの畝田さんに改めて感謝。これからも応援しています。

Special Thanks!

惜しくも入賞とならなかった作品たち。どの作品も良かった!



【文】白石直久
【写真(料理)】ポケットコンシェルジュ
【写真(長谷川氏)】JESTO
【写真(畝田氏)】ルコラステーション

『傳』(東京・神宮前)

世界が注目する“長谷川流”の料理とおもてなしを

料理と接客を通して“人を楽しませること”を追求し続けている店主・長谷川氏。家庭料理の温もりが伝わるような、新しいスタイルの日本料理店を築き上げ、毎年開催されている世界、そしてアジアの「ベストレストラン50」で、日本勢のトップに輝いている。